カタクリ ユリ科 カタクリ属 花期=春
name 片栗で、クリの子葉の一片に似ているから。別名カタカゴは傾いたカゴ状の花の意味。
life 白色多肉の鱗茎から片栗粉をつくる。しかし普通には、ジャガイモのでんぷんを片栗粉と称して市販している。
animal 種子の先端にエライオソーム(アリ物質)があり、アリの蛹の匂いに似ているためアリによって巣に運ばれる。
place 多年草。春植物(スプリングエフェメラル)

花 3〜5月、高さ20cm位の花茎の先に1個の花を下向きにつける。花被片は6個で淡紅紫色、基部近くにW字形の濃紫色の斑紋があり上方へそり返る。オシベは6本でうち遅れて伸びる3本が長い。葯は濃紫色。

葉 対生。花が咲くまでの7〜8年は1枚で線形。開花期の葉は2枚、長楕円形で長い柄があり、淡緑色でふつう紫褐色の斑紋がある。

実 さく果。長さ2cm位で風船形、上面から見ると三角状。3室にわかれる。

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