スギ スギ科 スギ属 花期=春
name 幹が直立することから、直木(すき)が変化したものと言われます。古名はマキ
life 日本酒はスギ材の樽に入れて香りづけするので、造り酒屋は葉を丸く集めたスギ玉を軒につりさげます。線香や抹香の原料にもなります。
animal 葉や幹は、精油成分を含んで病虫害を未然に防ぐ効能があります。
place 花粉は針葉樹の中でも小さくて軽いので風で遠くまで飛びます。

花 雌雄同株。3〜4月、花粉症で問題になる雄花は枝先に集まってつきます。淡黄色で米粒ほどの大きさで枝先につき、大量の花粉をつくります。 雌花は緑色で直径5mm位の球状。トゲトゲがあります。

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葉 鎌状に曲がった針の形の葉が小枝にらせんを描いて密生するため、枝はトゲトゲに見えます。 枝と葉は1体化し、古くなると枝ごと落ちるので、杉林の下は枯れ枝だらけになります。

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実 10〜11月に熟す。1年型(春に開花、受粉してその秋に成熟する)。直径2cmほど。とげだらけに見えますが触っても痛くありません。松ぼっくりから伸びる枝はスギの天突きと呼ばれます。

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