スダジイ ブナ科 シイ属 花期=春
name
life 実は食用になります。 樹皮からとれるタンニンで魚網を染めます。
animal
place シイには、スダジイとツブラジイ(コジイ)があります。花でみわけるのはむつかしいですが、東京近辺で見られるのはスダジイの方です。樹皮は縦に割れ目ができます(ツブラジイには割れ目がない)。

花 雌雄同株。5〜6月に咲きます。虫媒花(昆虫が受粉を媒介するもの)なので甘く青臭いような強い香りをふりまいて甲虫などを呼び寄せます。雄花序は本年枝の下部から、雌花序は上部の葉のわきから上向きにでます。雌花は球形。

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葉 互生。卵形、先端が急に細くなって尾状に長くのびます。全縁(ふちにギザギザがない)または葉の上部に粗い波形の鋸歯(ギザギザ)があります。葉裏は、はじめ銀色ですが次第に淡褐色でいぶした金属のような独特の照りがでます。

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実 堅果(果皮が乾燥してかたく切れ込みがない果実)。2年型(春に開花し、翌年秋に成熟する)細長い卵型で、へそ(どんぐりに母木から養分がおくりこまれるところ)は膨らんでいます。 穀斗(果実の下についている袋状のから)はドングリを包み、成熟すると上方から3方にさけます。

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