シリブカガシ ブナ科 マテバシイ属 花期=秋
name 尻深樫で、どんぐりのへそ(底)がへこんでいるためと言われます。
life 木材は堅く、建築材や器具材に使われます。
animal ムラサキツバメシジミの食樹。
place 秋に花と緑色の果実が一緒に見られます。

花 雌雄同株。9月頃、本年枝の先端または、葉のわきから花序がのびます。雄花序、雌花序とも長さ6〜9cmですが、雌花序はやや細く雄花序の軸には黄褐色の毛が密生します。

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葉 互生。披針形(細長く両端がとがる形)で。先端は尾のように短くのびます。鋸歯(ギザギザ)は、ないか上半部のふちにわずかにある程度で、裏面に毛があり銀白色に見えます。

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実 堅果(果皮がかたく切れ込みがない果実)。2年型(春に開花、受粉して翌年の秋に成熟する)。形は楕円形で、ヘソ(お椀と接する部分)は凹みます。殻斗(おわん)はうろこ状の突起が集まっています。

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冬芽:鱗芽 
冬芽は卵形で先がとがります

(シリブカガシ)

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