シラカシ ブナ科 コナラ属 花期=春
name 木材は淡い紅褐色ですが、アカガシに比べて色が淡いためシラカシとよばれます。
life カンナの台や金槌の柄などの器具材、シイタケの原木に。
animal
place 葉はウラジロガシに似ていますが、ウラジロガシの葉は鋸歯が大きく鋭いので区別できます。

花 雌雄同株。5月頃開花、雄花序は新しい枝の下部や前年の葉わきから出る短枝から垂れ下がり、雄花は褐色のホウのわきに1〜3個ずつつきます。雌花序は新枝の上部の葉わきに直立し、雌花を3〜4個つけます。花柱(めしべの先端部と子房との間の円柱状の部分)は3個で先はそりかえります。

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葉 互生。青みがかった緑色、革質。細長く先がとがり、全体に(上半2/3位)低い鋸歯があります。(アラカシの葉は明るい緑色で幅広、鋸歯は大きく鋭い) ウラジロガシによく似た細長い形ですが、鋸歯はウラジロガシほど大きくはありません。

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実 堅果(果皮がかたく切れ込みがない果実)。1年型(春に開花、受粉してその秋に成熟する)。卵型でヘソ(お椀と接する部分)はやや膨らんでいます。 穀斗(お椀)は6〜8段の輪が積み重なり、上部の輪のふちは不規則な三角や台形になります。

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冬芽:鱗芽 葉痕:扁円形? 維管束痕:多数?
冬芽は卵形。





(シラカシ)

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