シナは「結ぶ、しばる、くくる」意味のアイヌ語から（牧野新日本植物図鑑）。科の木、級の木。

樹皮の繊維は強いので、布や縄、和紙の原料にしました。

類似種のオオバボダイジュやボダイジュの葉裏には、毛があります。

花　６〜７月、葉のつけねから集散花序を出し、直径１ｃｍ位の淡い黄色の花を１０数個つけます。

葉　互生。長さ４〜１０ｃｍのゆがんだハート形で、先は尾状にとがります。ふちには鋭い鋸歯があり、裏面の脈腋には淡い褐色の毛があります。

実　堅果。直径５〜７ｍｍの球形。１０月ごろ熟します。表面には灰色の毛があります。

冬芽：鱗芽　芽鱗：２個　葉痕：半円形〜三角形　維管束痕：３個　
冬芽は卵形で外側の芽鱗は小さく、内側の芽鱗は大きい。葉痕は隆起します。



（シナノキ）