オオバヤシャブシ カバノキ科 ハンノキ属 花期=春
name 大葉夜叉五倍子で、球果にタンニンが多いので五倍子(ふし・ヌルデ)と同様であるとし、夜叉は球果の表面が凸凹であることによります。大葉は葉がヤシャブシより大きいことを指します。
life 果穂にはタンニンが多く、黒色の染料にされます。緑化用に種子がまかれています。
animal
place 類似種のヤシャブシは、葉(4〜10cm)や果実が小さく、枝先に雄花序だけがつくので区別できます。

花 雌雄同株。3〜4月、葉が出るのと同時に開花します。枝につく順序は上から、葉・雌花序・雄花序(他のヤシャブシ類は枝先の雄花序がつく)。雄花序は太くで弓形に曲がり垂れ下がるので目立ちます。

葉 互生。長さ6〜12cm、先端は鋭くとがり、基部は丸く左右がふぞろい。ふちには鋭い重鋸歯があります。側脈は12〜16対、葉柄は長さ1〜2cm。(ヒメヤシャブシは20〜26対、ヤシャブシは13〜17対)

実 堅果。果穂は長さ2〜2.5cmの広楕円形(ヤシャブシは1.5〜2cm)で10〜11月に熟します。果鱗は長さ8mm位の扇形で、種子は5mm位の楕円形です。

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