ヌルデ ウルシ科 ウルシ属 花期=夏
name 幹を傷つけると白色の樹液が染み出す。これを塗料として器具などに縫ったことから、ヌルデの名がついた。別名フシノキは五倍子(虫こぶ)ができるため。(牧野)
life 材は護摩木などに、果実はロウの原料となる。葉にヌルデシロアブラムシが寄生してできた虫こぶは五倍子(ゴバイシ)と呼ばれ、タンニンの含有率が高いことから、薬用や染料などに利用された。かってはお歯黒にも用いられた。(樹に咲く花)
animal
place 秋には美しく紅葉する。

花 雌雄別株。8−9月、白色の小さな花を円錐状に多数つける。長さ15〜30cmの花序には淡褐色の毛が密生する。雄花の花弁は反り返り、雌花の花弁は反り返らない。(樹に咲く花)

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葉 互生 長さ30−60cmの奇数羽状複葉 葉軸の翼があるのが特徴小葉は3−6対、ふちに粗い鈍鋸葉がある。裏面は軟毛が密生する(樹に咲く花)

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実 核果 直径4mm位の扁球形で10−11月に黄赤色に熟し、熟すと白い物質を分泌する(ロウの原料)(樹に咲く花)

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冬芽:鱗芽 葉痕:U字〜V字形 維管束痕:多数
冬芽は半球形で黄褐色の毛が密生しています。

(ヌルデ)

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