マテバシイ ブナ科 マテバシイ属 花期=初夏
name マテバは真手葉で「本当の葉」の意味という説があります。ただしシイとは別属です。
life 防風、防火、街路樹などに広く植えられます。 成熟した実は渋みがなく食べられます。
animal 虫媒花。 ムラサキシジミ・トラフシジミ蝶の食草。
place

花 雌雄同株。6月に開花します。雄花序は新枝の葉のわきから数個が斜上し、沢山の雄花の花糸がブラシのように見えます。雌花序も同じ場所から斜上し、雌花がはなればなれに点々とつきます。

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葉 互生 葉はらせん状につき枝先に集まる傾向があります。細長い逆さ卵形で先端が短くとがり、付け根はくさび形。側脈は10〜13対、葉柄は1〜2.5cm、長さ10〜20cmと大きいのが特徴です。葉は厚く触るとなめらかで、縁に鋸歯(ギザギザ)はありません。

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実 堅果(果皮が乾燥してかたく切れ込みがない果実)。2年型(春に開花、受粉して翌年の秋に成熟する)砲弾のような型で全体にロウ状物質が薄くおおっています。 穀斗(かくと。果実の下についているさかずき状、または袋状のカラ)は浅いお椀型で、へそ(お椀と接する部分)は窪みます。

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冬芽:鱗芽
冬芽は球形または卵形で、つやのある黄緑色の芽鱗につつまれます。
(マテバシイ)

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