カンボク スイカズラ科 ガマズミ属 花期=初夏
name 肝木と書かれますが由来は不明です。
life 材は白くて香気があり楊枝に使われます。
animal 葉柄の上部に甘い蜜を出す1対の腺体(ねばねばした液を出す腺)があり、アリが来ます。
place

花 5〜7月、枝先に散房花序(花は多数で、全体は円すい形を逆さにした形になる。柄がつき互生するが下の花の柄ほど長い)を出します。中心の小さな両性花(おしべとめしべの両方を持つ花)のまわりに白い大きな装飾花(オシベやメシベは退化している)がつき、甘い香りがあります。

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葉 対生。幅広の卵形で3脈(主脈と2本の側脈)が目立ち、中ほどまで3つに切れ込み、裂片は尾状に長くのびることがあります。全縁(ギザギザがない)または粗い鋸歯があり、葉は赤紫や紅色になります。

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実 核果(中にかたい核を持つ果実)。長さ6〜9mmの球形で8〜10月に赤く熟します。食べられますが味はまずく、鳥にも不人気で真冬も枝に残っています。

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冬芽:鱗芽 芽鱗:2対 葉痕:三日月形 維管束痕:3個
冬芽は広卵形。外側の芽鱗は合着します。
(カンボク)

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