ヒノキ ヒノキ科 ヒノキ属 花期=春
name 火の木で、昔この木をこすりあわせて火を起こしたといわれます。万葉名ひ。
life ひのき風呂の香りがいいのは、材にカジネンなどの香り成分が含まれるためです。 耐久性に優れた有用材として、建築材、社殿、仏像の材などに使われます。
animal
place 園芸品種はアオノクジャクヒバ、オウゴンクジャクヒバ、カマクラヒバ(チャボヒバ)など

花 雌雄同株。4月、スギの花がピークをすぎたころに咲きます。雄花(直径2〜3mm)は枝先に1個ずつ大量につき赤みをおびます。雌花(直径4mm)も枝先に1個ずつつきますが、数はあまりありません。

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葉 十字対生(葉が90度づつずれて対生する)・細かい鱗状の葉が枝にぎっしりタイルのようについており、タイル一つが1枚の葉です。葉には2型があり、表と裏は菱形で小さな葉、側面は2つ折になって表裏にまたがる大きめの葉です。葉裏にはY字形の白い気孔帯(空気や水蒸気の出入口の役割をするところ)が見えます(サワラはX字形)

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実 球果(全体が球形か円錐形になったもの)。1年型(春に開花、受粉してその秋に成熟する)。松ぼっくりは直径1cmほど、果鱗(かりん。種子を育てるためにめしべが変形したもの。熟すると木質化して開き、すきまから種子をこぼす)の先はいびつな4角形か5角形に肥大して盾のように広がります。果鱗がお腹に抱くタネは2〜4個です。

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