ヒマラヤスギ マツ科 ヒマラヤスギ属 花期=秋
name
life 落下した球果(厚く木質になった多数の果鱗が中の軸のまわりについていて、全体が球形か円錐形になったもの)の先端はバラの花のようで美しくドライフラワーとして利用されます。
animal
place 乾燥に強くて育てやすいですが、根元にほかの植物が生えにくいということがあります。
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花 雌雄同株。花期は10月〜11月。雄花も雌花も短枝(たんし。節がつまった短い枝)にに1つずつ上向きにつきます。雄花は4cm位で多数のオシべがらせん状につきます。雌花は5mm位と小さくて数も少ないので目立ちません。(写真は雄花)

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葉 長さ4cmほどで、長枝にはらせん状につき、短枝(節がつまった短い枝)には多数束生(同じところから束で出る)します。他の針葉樹には見られない暗い灰緑色です。スギと名がついていますがマツの仲間で、枝を水平に広げた独特の樹形です。

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実 長さ6〜13cmの卵形。大きな木は上のほうの枝に熟した松ぼっくりをつけています。松ぼっくりのてっぺんの果鱗(かりん。種子を育てるためにめしべが変形したもの。熟すると木質化して開き、すきまから種子をこぼす)はバラの花のような形でまとまって落下し、その後熟した果鱗から順番にタネごと落ちてしまうので、松ぼっくりの形では拾えません。最後に果軸が残ります。

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