ハルニレ ニレ科 ニレ属 花期=春
name 名は、春に花が咲くことと、ニレはヌレで皮をはがすとヌルヌルするから。 材にコルク質が発達するものをコブニレといいます。 別名ニレ・エルム  
life フローリングや家具、器具材に。
animal
place 水辺に多く大木になります。ギリシャ神話では眠りの神ヒュプノスの樹とされています。

花 3〜5月、葉が出る前に前年の枝の葉の付け根に小さな両性花(おしべとめしべの両方を持つ花)が7〜15個集まって咲きます。(初夏に結実します)

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葉 互生。左右非対象(ニレ科の特徴です)で重鋸歯(じゅうきょし。ひとつひとつの鋸歯に更に鋸歯があるもの)があります。葉の表面のみザラつきます(オヒョウは両面とも短毛がありざらつきます。) 裏面は薄緑色で、脈沿いや脈のつけ根にもに短毛があります。

実 翼果(よくか。風を受けて飛びやすくするための翼を持った果実)。5〜6月に成熟します。長さ12〜15mmの逆卵形で先端はくぼみます。種子は楕円形で翼果の中心より少し上にあります。

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冬芽:鱗芽 芽鱗:5〜6個 葉痕:半円形 維管束痕:3個
冬芽は暗褐色で短毛がはえ先がとがる。葉痕はやや隆起し維管束痕は凹みます。
右はコブニレ(材にコルク質が発達したもの)
(ハルニレ)

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