別名ニセアカシア。蜂蜜や並木で有名なアカシアはこの木の俗称です。

街路樹には、トゲの少ない品種が植えられます

蜂蜜の重要な蜜源。

アカシアもマメ科でやはり托葉（葉の付け根に生じる突起状、あるいは葉状の構造物）が変化したトゲを持っています。

花　5−6月、葉の付け根から香りの良い白色の蝶形花（マメ科の花の特徴。５枚の花弁の上の１枚が大きく、下の４枚が左右対称につく）の房を垂らします。

葉　互生。楕円形でエンジュよりやや大きい。羽状複葉（小葉が葉の中心の軸の両側に羽のようにつき、全体として１枚の葉を形成しているもの）の付け根に托葉（葉の付け根に生じる突起状、あるいは葉状の構造物）が変化したトゲが２個ペアでついています。 夜になると下向きに閉じて眠ります。秋に黄葉して散るとき、丸い小葉と軸はバラバラになって落ちます。

実　豆果。１０月に褐色に熟し、２つに裂けて１０個位の種子を落とします。

冬芽：隠芽　葉痕：三角形　維管束痕：３個
冬芽は葉痕に隠れて見えませんが、裂け目から出てきます。
しばしばトゲがあります。

（ハリエンジュ）