ハンノキ カバノキ科 ハンノキ属 花期=春
name 別名のハリノキから転化したものですが、ハリノキの語源は不明です。
life 果穂はタンニンを含み、染料として利用されます。
animal
place 雄花序も雌花序も果鱗につつまれず、裸出したまま冬を越すのはハンノキの仲間の特徴です。
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花 雌雄同株、暖地では11月、寒地では4月、暖かい日に一気に葉より先に開花します。雄花は枝先に穂状に垂れ下がり、雌花序は雄花序の下の方に上向きに小さく咲きます。(写真・中央に雄花序、すぐ右と下に雌花序)

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葉 互生。4〜10cm長い楕円形で先端は鋭くとがり、ふちには低い鋸葉(ギザギザ)があります。葉裏の葉脈は凸状に突き出ます。

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実 堅果(果皮が乾燥してかたく開かない果実)。集合果(1つずつの果実が集まってできた果実)は長さ1.5〜2cm、10月に成熟し、長さ5〜6mmの果鱗がしだいに木質化しすきまから実を落とします。実には翼はありません。マツカサ状の果鱗は、春まで残ります。

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冬芽:葉は鱗芽 花芽は裸芽 葉痕:3個
写真は葉芽。 花芽は雄花序も雌花序も芽鱗につつまれず裸で越冬します。(ヤシャブシの雌花序は芽鱗につつまれます)

(ハンノキ)

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