ハナミズキ ミズキ科 ミズキ属 花期=春
name 別名 アメリカヤマボウシ、アメリカハナミズキ
life 庭木、街路樹、公園樹として高い人気があります。
animal
place 大正時代、日本がアメリカに贈ったサクラの苗木の返礼として贈られた「日米親善の木」として有名です。
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花 4〜5月、葉が出る前か葉と同時に開花します。白色・淡紅色または紅色。十字形の4枚の花弁は、実際は包(ほう。芽やつぼみをつつんでいる大型で扁平な葉)で、本物の花や花びらは中央に小さく集まっています。つぼみのとき4枚の総包片(包の1つ1つの葉のようなもの)は、ふろしき包みのように先端が互いに凹凸でくっつきあっていて、開くと先に窪みができます。

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葉 対生。枝先に集まってつきます。ふちは全縁(ぜんえん。葉の縁に鋸歯や切れ込みがない)で少し波うちます。ミズキに似た平行な葉脈で、ちぎるとミズキと同様、維管束の繊維が伸びて糸をひきます。バラバラにならないようにうまくちぎると、葉っぱのマリオネット(操り人形)ができます。

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実 核果(中にかたい核を持つ果実)。長さ1cmほどの楕円形で、9〜10月に紅色に熟しますが、おそろしく苦味があって食べられません。核も楕円形です。

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冬芽:鱗芽 葉痕:半円形〜三日月形 維管束痕:3個
花の冬芽(花芽)はネギボウズのよう、葉の冬芽(葉芽)はペンのように先がとがっています。

(ハナミズキ)

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