ブナ ブナ科 ブナ属 花期=春
name 別名ソバグリは実に稜角(ソバ)があるから。古名をソバ・ソバノキといいます。
life
animal 実は栄養が豊富で、野生動物の好物です。フジミドリシジミ蝶の食樹。
place ブナは樹皮が白いことからシロブナ、イヌブナは樹皮が黒いためクロブナと呼ばれます。

花 雄雌同株(お花とめ花が同じ株に咲く)。5月頃、葉が出るのと同時に開花します。雄花序は新しい枝の下部の葉のつけ根から垂れ下がり、6〜15個の雄花が先端部に一つの花のように集まってつきます。雌花序は新枝の上部の葉のつけ根に上向きにつきます。雌花は直径1cmほどの総包(そうほう。花序の下にある多くの花に共通の包)の中に2個入っています

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葉 互生。長さ4〜9cmの卵形。先端はとがり、ふちには波形の鋸歯(ギザギザ)がある。

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実 堅果(果皮が乾燥してかたく切れ込みがない果実)。10月頃、熟すると、殻斗(かくと。果実の下についている袋状のから。多数の包葉が癒合したもの)は4つにわれ、中から実が2つ出てきます。殻斗の外側は刺状のかたい突起におおわれています。堅果は長さ1.5cmの3稜形(円錐形)です。

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冬芽:鱗芽 葉痕:円形 維管束痕:多数
本年枝と2年枝の境にはっきりした輪状の芽鱗痕があります。

(ブナ)

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