オナガバチ


 枯れたトチノキの幹に、尾の長いハチが止まっていました。全長は7cm位ありそうです。眺めていると、急に尾が高く持ち上げられ、先端に丸い半透明の袋のような物が現れました。これは長い産卵管と尾のつなぎ目を折り曲げるための装置のようです。産卵管が180度折れ曲がり先が幹に入ると、跡形もなくなったので又驚かされました。 名前はエゾオナガバチ。触覚で枯木の中にいるキバチの幼虫を探しあて、長い産卵管を打ち込んで卵を産みつける寄生蜂です。