ヤマトハキリバチ


 身体より大きな葉っぱをかかえたハチがコンクリートの破片の下に姿を消しました。春の使者ヤマトハキリバチの巣づくりです。ハチが巣穴から飛び立つのを待って、破片をそっと持ち上げてみると、緑色の葉巻が数本輝いていました。この葉巻は数個の小さな樽が並んだもので、それぞれ中には花粉ゼリーと卵が1個。美しく精巧なハチの工芸品です。


巣穴の入り口


こんどはお腹の毛に花粉をつけて運んできました。


石の下には葉巻のような巣が。右下の口があいたものは未完成品です。