キツネノロウソク


 落ち葉の多い場所などに生えるスッポンタケ科のキノコ。この仲間は小さな卵のような幼菌を割って穂先を現わし、その様子がスッポンの孵化のようだとか。
穂先にはネバネバした基本体(グレバ)とよばれる組織があって、ここで胞子をつくってふえて行きます。短命なキノコで寿命は数時間、この個体はもう穂先が垂れ下がっていました。
仲間には、キツネノタイマツ(穂先に傘がある)・キツネノエフデ(傘はない。穂先と茎の境目が不明瞭)など。