2007/01/19 イロハモミジの冬芽
イロハモミジは、石神井公園でもあちこちにありますが、環境により様々な樹形をしています。この場所の木は、高さ6m位。 周囲には沢山の樹木があって、いつも薄暗い感じです。 頭の上には、カリンの枝などがあるため、横方向に枝を広げて少ない光をせい一杯に受け止めようとしているようです。 この木は枝がとくに低い位置にあって、見やすいので冬芽を探してみました。
沢山の小枝は、位置によって特徴があって、池の上に張り出した位置の小枝は節と節の間が長く、幹に近く暗い位置の小枝は節の間が短くなっています。 同じ1年の間でも、早く空間を占領しようと長く伸びた枝(長枝)と、条件が悪いため無駄な労力をはぶいて少ししか伸びなかった枝(短枝)では、こんなにちがいがあるんですね。 冬芽のつき方もちがっていて、長枝では、枝の先端と枝の両側に冬芽がありますが、短枝では、枝の先端にあるだけです。
枝の先端には、赤いコート(芽鱗・がりん)に包まれた冬芽が2つ並び、それぞれ内部には花芽と葉芽が一緒に入っています。(上左) 春になって、この芽鱗が開くと、幼い葉の間から沢山の蕾が垂れ下がり、葉が開く前に花が咲きます。(上右)
(上右)長枝には、枝の先端だけでなく両側にも冬芽があります。 (上左)若葉の下に見える赤いものは、いっしょに伸びだした芽鱗。 イロハモミジは、春になっても芽鱗を捨ててしまわずに、若葉と一緒に成長させます。 葉と芽鱗が分化していなかった頃のなごりだそうですが、赤と緑の彩りがとても美しいので、毎年楽しみにしている被写体です。(^_^) |