2007/01/13 センダンの実



 センダンは、横に枝が張り出した独特の樹形をしているので、遠くからでもよく目立ちます。
光が丘公園(練馬区)の芝生には、立派なセンダンの木があって、12月になると野鳥がやって来て、最初に高い枝の実を食べつくします。

 鳥がいよいよ低い横枝の実を食べに来るのは例年1月になってから。
で、鳥と実のツーショトを狙って出かけてみましたが、今年は早く熟したようで、既にどの枝にも実がありません。
急きょ、木の実コレクターに変身して、地面に落ちている実を拾ったのでした。(^_^)

(実 12月20日)                 (実の横断面)
○(上左)白い実は直径1.5cm位。中に堅い核があります(核果)。
○(上右)梅鉢形をした部分が核。表面の皮と核の間にある白い部分は果肉で、ヒヨドリが好ん  で食べます。

(核の横面と上面)                  (核の横断面)
○(上左)横から見ると砲弾形、上から見ると糸巻のような変わった形です。
○(上右)センダンの核は5稜が普通ですが、この木には6稜の核も沢山あります。

(核の縦断面)                    (種子)
堅い核を植木鋏を使って縦に割ってみました。
内部には5室の空洞(核が5稜の場合)があり、ナスビのような色をした細長いタネが入っていました。
いくつかの核を割ってみましたが、このタネは5室全部に入っているわけではなく、多いものでもせいぜい3室くらい。シイナ(空)ばかりのものもありました。
地面に落ちた核は、春になると自然に割れるので、タネを外に出すことが出来ます。

(若い樹形 1月12日)
これも光ケ丘公園のセンダンで、高さ約4m位、幹の太さ約10cm。
幼木と成木の中間ぐらいの木ですが、長い枝を四方に広げた異様な姿で人目をひいています。
宇宙からの信号を待っているアンテナのようにも見えませんか。

(冬芽 1月12日)                  (芽生 2006年4月13日)
センダンの変わった樹形は、枝の側面に付く芽(側芽)が先端に付いた芽(頂芽)よりも、よく伸びることでつくられるそうです。
この小さな冬芽の中に、もう樹形を決める仕組みが潜んでいるわけですね。