2007/01/10 モミジバスズカケノキの実




 これって、何? 暮もおしつまった頃、路上で不思議な物体を見つけました。
網目のボールが縄の先についていて、枝を持って振りまわしてみると、ちょうどミニチュアの武具みたいです。
木の実のようなので近くの木を探してみましたが、同じ形のものはありませんでした。
ひょっとするとアレかなぁ?と思いながら、確かめないまま年を越したのでした。(^^;

 やっと数日前に思い出して、モミジバスズカケノキ(別名プラタナス)の並木へ行ってみると、地面に同じものが落ちていました。やはり網目ボールは、この木の産物だったんですね。
○(上左)網目を数えてみると、約100個ありました。
○(上右)網は、引っ張ると簡単にはずれます。かなり丈夫に出来ているらしい。

 近くには、まだ原形をとどめているものもありました。マッチ棒のようなものが、それぞれ1つの果実です。
○(上左)網目ボールは中心部にあって、果実をつける軸の役割をしています。
○(上右)沢山の小さな果実を数えてみると、概算で600個位ありました。


丸い軸から果実を少しはずしてみました。
○(上左)だいたい網目1個分の果実。平均では6個位(約100個の網目に約600個の果実)
○(上右)1個の果実。長さ1cm位で上部はふくらみ、基部から長い毛が生えています。
      この中に1個のタネが入っています。

モミジバスズカケノキは、沢山の花が集まってボールのような形になりますが、1個の花には5〜8個のメシベがあり、それぞれのメシベが果実になります。
そうすると網目は、1個の花から出来た果実をまとめておく役割をしているのかな?

 この塊が、山伏の衣(鈴懸)につける丸い飾りに似ているからスズカケノキだそうです。
○(上左)地面に落ちていた600個の木の実。(^_^)
○(上右)まだ枝についているものには、くちばし(メシベの先)が残っていました。