2006/12/21 トウネズミモチの実![]() いちめんにビッシリとついた実! いったい何千個あるのか?と呆れてしまいますが、上に写っているのは1本の木の3分の1位にすぎません。 光ケ丘公園には、こんなトウネズミモチが隙間なく数十本も(!)並んでいる場所があります。 野鳥保護区(バードサンクチュアリ)と遊歩道を隔てる一画ですが、かって、果実を野鳥の冬の餌にするためと、保護区の外壁の役割をさせるため、この木を沢山植えたのだそうです。 今では、見上げるような高木に成長して、なにかと論議の的となっています。
ちょうど今が、果実の食べごろのようで、ヒヨドリの群れが押し寄せていました。 陽当りのよい梢の実から熟れていくのか、高い枝では、ほとんど実が食べつくされている所もあります。トウネズミモチは沢山の実をつけるので、野鳥にとっては冬の恵みですね。 ところで、トウネズミモチは外来生物法(2005年6月施行)で、「要注意外来生物」とされました。理由として、「訪花昆虫や果実食の鳥類への誘引力が強く、多数の種子が鳥により散布されて容易に分布を拡大」して、「生態系に悪影響をおよぼす可能性がある」とされています。 ![]() たしかに、これだけ大量の実ですから、ヒヨドリの群れがせっせとタネを散布して、トウネズミモチをあちこちに拡げると、他の植物が芽生える上で大きな脅威になりそうです。 また、トウネズミモチは成長が早いため、既にある周囲の樹木に対しても日照不足にする悪影響が考えられます。 このため光が丘公園では、3年前から秋毎に、トウネズミモチの伐採を行っているそうです。 やはり、油断できない要注意植物なのですね。
トウネズミモチは、明治時代に中国から渡ってきた外来種(なので「唐ネズミモチ」)ですが、もともと日本には、在来種のネズミモチ(同じモクセイ科)があり、生垣などに利用されていました。 両者を見わけるのは簡単で、トウネズミモチの実は球形に近い楕円形ですが、ネズミモチの実は、ネズミの糞に似た細長い楕円形です。 また、トウネズミモチの葉はネズミモチより大きくて薄く、光にかざすと葉縁と葉脈が透けて見えます。 最近では、トウネズミモチを生垣に使うことも多くなったようです。 トウネズミモチとネズミモチ、その力関係の行方がどうなるか? 気になるところです。(^^; |