2006/11/08 キチジョウソウ
(牧野記念庭園)「無人島へ持っていきたい一冊は?」と問われて「牧野日本植物図鑑」をあげたのは、「二十四の瞳」の作者壺井栄だったと思いますが、私もこの図鑑(新版)を使ってみると、1冊で草、木、キノコ、コケ、シダまで網羅して便利だし、名前の由来が詳しく書かれていて覚えやすいので、すっかり好きになって愛用しています。 この図鑑の著者牧野富太郎ゆかりの「牧野記念庭園」(練馬区東大泉)が、私の住居から自転車で15分位の所にあります。 94歳での他界まで晩年の研究生活を過ごされた自宅跡ですが、現在は、練馬区の管理施設として一般公開され、340余種の草木を見ることができます。 久しぶりに出かけてみたところ、時期的に花は少なくなっていましたが、記念館の前で、博士の植栽とされるキチジョウソウが咲いていました。
(キチジョウソウ)「吉祥草」で、牧野新日本植物図鑑には、「この草は常には花がなく、若しその植栽している家に吉事があると花が開くという伝説から、吉祥とはめでたいことをいうので」とあります。 ユリ科で、一つの穂に雄花と両性花を咲かせます。
(雄花)雄花は穂の上部に咲きます。メシベはなく、オシベ6本があるだけです。
(両性花)穂の下部の花は両性花で、メシベが1本(ピンク色)とオシベ6本あります。
(牧野富太郎ゆかりの品)記念館には、愛用の採集用具、日常品、著作、標本などが展示されています。 |