2006/10/28 ヒオウギとヤブランの種
最近、石神井公園でドングリを拾う子供たちをよく見かけます。 小さな子とお母さんという組み合わせが一番多いようですが、学校帰りの友達づれや先生に引率された1団の場合もあります。 出会わせると、つい声をかけてドングリの話をしてしまうので、「変な人」と思われているかも(^^;; ところで、木の実ではありませんが、ヒオウギやヤブランのツヤツヤとした丸い種子も、ドングリにまけないパワーを発散していて魅力的です。 上・左の写真で、卵形をした薄緑色のものがヒオウギの果実です。 この果実が成熟すると皮がちぢんで裂け、黒漆のような光沢の美しい種子が顔を出します。 この種子に、「ぬば玉」とか「うば玉」という古語があることも楽しい。(^_^) 黒い種子の下にシワシワと垂れ下っているのは、裂けた果実の皮ですが、衣装を脱ぎ捨てたようで面白いですね。 上・右の写真は上から見たもの。果実は3室あるため、種子が3列に整列しています。
ヤブランは、実を結ぶ時期になると実になる部分の皮が早々にとれてしまって、種子が露出したまま成長します。実は姿を現さないままで、いきなり種子が現れるわけですね。 その中でも成長のよい種子だけが残るので、よく見ると1本の柄につく数は、1個のもの、2個のもの、もっと多いものとバラバラ。種子が出来なかった所は柄だけがついています。
ヒオウギの花はユリ科(オシベ6本)に似ていますが、アヤメ科なのでオシベが3本しかありません。 花の下に膨らんだ子房があるのもユリ科とちがう点です。 ヤブランはユリ科で、オシベ6本を持つ小さな花が集まって穂になります。 |