2006/10/08 タイワンホトトギス




 ホトトギスの仲間は、遊園地のメリーゴーランドのようなユニークな形の花を咲かせます。
何のためにこんな形をしているのか不思議に思っていましたが、ハチの背中に花粉をつけるために進化したものだそうです。
ハチが花ビラにとまると、背中に上からオシベが接触して花粉がつきますが、背中にはハチの足が届かないため花粉が払い落とされず、メシベが受粉する確率が高いのだそうです。
 秋晴れの石神井公園・野草園で、咲き出したタイワンホトトギスを眺めていると、ミツバチが潜り込んで盛んに吸蜜していました。


 花びらの下部には、球状の袋(距・きょ)が2個づつあり、この中に入っている蜜を目当てにハチがやってきます。


 ハチは花ビラとオシベ・メシベの間を歩き回りながら、袋の中の蜜を吸うので、この時背中で受粉を媒介します。 やっぱり、メリーゴーラウンド式ですね…(^o^)
このハチは受粉のためには、ちょっとサイズが小さすぎるかも?


(雄性期)
 ホトトギスの仲間は、オシベ先熟で、オシベが花粉を出している雄性期には、メシベ(紅色)はオシベ(オレンジ色)よりも上にあります。
このためハチの背中にオシベだけが接触して花粉をつけます。


(雌性期)
 オシベが花粉を出し終えると雌性期に入ります。この時期にはメシベの先端がオシベよりも下に降りて来るので、ハチの背から花粉を受け取って受粉します。うまく出来ていますね。