2006/04/27 オトコヨウゾメ



 花の季節は、不明だった植物の戸籍がわかることがあって楽しみです。
石神井公園の東端にある記念庭園は、静かで樹木も多いので格好の散歩コースですが、去年の秋、この場所で赤い実をつけた潅木を見つけました。
ガマズミに似た実でしたが、葉は細身で様子がちがうので、疑問に思っていました。
最近、この木が小さな白い花を咲かせ、オトコヨウゾメであることがわかりました。
(スイカズラ科ガマズミ属)

(オトコヨウゾメの葉。2枚づつ向きあってつきます)
 オトコヨウゾメとは変わった名前ですので、牧野図鑑を開いてみました。
食用にされるガマズミ類を「ヨツドメ、ヨソゾメ」と呼ぶ地方があり、それに対して、本種の果実は「やせていて食用にならないのでオトコの字を冠せたのではないか」とありました。
結局、由来はよく分からないようですが、クラシックで面白い名前なので、この木を知っただけで少し植物通になったような気がしています。

もうヤエザクラの下は、こんな様子でした。