アオイスミレ スミレ科 スミレ属 花期=早春
name 葉が徳川家の家紋となったフタバアオイに似ているのでこの名があります。 別名ヒナブキは、小さいフキという意味です。
life
animal 種子には他のスミレより特別に大きなアリの好む物質(種枕)があり、高い確率でアリによって運ばれます
place
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花 早春に葉の間から6cm位の花柄をだし、その先に左右対称の淡紫色花を横向きに開きますが、暖冬の時は咲かないことも多くあります。 スミレ類の先頭を切って早春に花を咲かせます。花の形が他のスミレと異なり、側弁がなにかを抱きしめるような形に見えます。

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葉 根もとから生え、長い柄があって束出ます。葉はハート状円形で先端はにぶく、ふちには低い歯があります。花時には直径2cm位ですが、夏には直径5〜8cmほど。展開前の新葉は両側が丸まって2本の筒のように見え、また葉柄に目立つ逆向きの毛があるのが特徴です。

実 サク果。球形で直径6mm位。表面に短い毛がびっしり生え、ことに夏には閉鎖花(花を開かずつぼみだけの状態で終わる花)がよくみのり地面ぎわにころがったように見えます。種子は、他のスミレとちがって地面に落とすだけですが、その代わりアリの好む大きな種枕がついています。

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