ヤブツバキ ツバキ科 ヤブツバキ属 花期=冬
name 別名ツバキ。ツバキの名は、葉が厚くて光り輝くので「艶葉木」または「厚葉木」からきたといわれます。
life この種からとった椿油は、食用、刃物のさびとめ、婦人の調髪に使われます。実で笛をつくれます
animal 日本には数少ないメジロによる鳥媒花(受粉を鳥が媒介する植物)です。
place ツバキの子房(めしべが種子をつくるところ)には3系統があり、毛の有無が 種類分けの重要点です。@毛がないものヤブ・ツバキ系統A細かい毛があるもの・サザンカ系統B白くて長い毛があるもの・トウツバキ系統があります。ワビスケはトウツバキ系統で、オシベが退化していて実を結びません。
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花 11〜12月、または2〜4月、枝先の葉のわきに赤い一重の花をつけます。5枚の花弁はもとの方で合成し筒状になりますが離弁花です。(合弁花とは、花びらが側面で合成するもの)。子房(めしべが種子をつくるところ)に毛がありません。花は大きく開きません(ユキツバキ、サザンカは大きく開く)。花弁の先は割れません(ユキツバキは割れる。)花弁は一緒に散ります(サザンカは1枚づつ散る)。

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葉 互生。サザンカより大きく楕円形で、つやがあります。先端は鋭くとがり、縁には細かな鋸歯(ギザギザ)があり、裏側にめくれます。

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実 サク果(複数の葉が筒状に巻いてメシベをつくる多心皮で、2室以上ある子房が成熟して果実となったもの。熟すと果皮が乾いて縦に裂け、種子をとばす)。大きな丸い実は晩秋にさけて中から2〜3個の黒い種を出します。

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