トチノキ | トチノキ科 トチノキ属 花期=初夏 |
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花 雌雄同株。5〜6月ごろ、枝先に大きな花穂が立ちます。ひとつの花序の上部に雄花、下部に両性花(おしべとめしべの両方を持つ花)がつき、両性花には淡紅色をおびた花柱が突き出しています。ほとんど雄花ですが、花には蜜がたっぷり。
白花(左)の他に、ベニバナトチノキ(ピンク・右)及びアカバナトチノキ(真紅)があります
葉 対生。5〜9枚の掌状複葉(葉柄の先端から数個の小葉が放射状に出ている複葉)。ふちには歯があります。(ホオノキは単葉でふちに歯がない) 黄葉しますが、そのうち褐色色素で茶色になります。
実 サク果(複数の葉が筒状に巻いてメシベをつくっている多心皮で、2室以上ある子房が成熟して果実となったもの。熟すと果皮が乾いて縦に裂け、種子をとばす)。9月に熟すと3裂し、1〜2個の大型の種子を出します。結実には豊凶があって隔年ごとの傾向があります。