サルトリイバラ ユリ科 シオデ属 花期=春
name 猿捕りイバラで、茎にトゲがあるので猿がひっかかるという意味です。中国のサンキライは別種ですが、和のサンキライとよばれることもあります。
life 根茎は薬用にされます。葉を団子を包むのに用います。
animal ルリタテハ蝶の食樹。
place 巻きひげは、エチレンガスを出していて、その濃度の微妙な変化で物の存在を知ってまきつきます

花 雌雄別株。4〜5月、葉が出るとの同時に葉の付け根から散形花序を出し、淡緑色の花を多数つけます。花被片は6個で上部はそり返ります。雌花の花柱は3裂します。(写真は雄花)

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葉 互生。楕円形で先端は小さくとがります。ふちは全縁で、皮質無毛。葉柄の下にあるつるは、托葉が変化したものです。

実 液果。直径8mm位の球形で、10〜11月に赤く熟します。種子は5mm位の卵形です。

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冬芽:鱗芽 葉痕: 維管束痕:
芽鱗は褐色をおびた半透明で、はじめは枯れた葉柄の基部につつまれています(写真)
(サルトリイバラ)

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