オニグルミ クルミ科 クルミ属 花期=春
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life 種子は食用として使われます。堅果を砕いてタイヤにまぜてスリップ止めにします。 材は、優良な家具材、銃床などに用いられます。
animal 果実はげっし類などによって運ばれて分布を拡大します。オナガシジミ蝶の食草
place 川沿いや湿り気の多い場所に生えます。

花 雌雄同株(左・雄花序)(右・雌花序)5〜6月に葉が伸びるのと同時に開花します。 雌花序は新枝の先に直立し、雄花序は前年枝の葉の付け根から垂れ下がります。

葉 互生 奇数羽状複葉(小葉が軸の両側に羽のようにつき、全体として1枚の葉を形成しているもので、頂に小葉があるもの)。葉柄と葉軸には褐色の軟毛や腺毛が密生し、小葉が5〜9対つきます。小葉は長さ8〜18cm惰円形で殆ど柄がなく、先端は短く尖り、ふちには細かい鋸歯(ギザギザ)があります。渋く黄葉します。

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実 核果(中にかたい核を持つ果実)状の堅果(果皮が乾燥してかたく切れ込みがない果実)。長さ3〜4cmの卵形に近い球形で表面は褐色の毛が密生します。堅果は長さ2.5〜3.5cmで先端はとがり、表面にはシワがあります。 テウチグルミとちがって殻は堅いかわりに、いい味です。

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冬芽:裸芽 葉痕:T字形 維管束痕:3集団
冬芽は円錐形、葉痕は隆起し、ヒツジの顔を思わせる形をしています。

(オニグルミ)

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