ムクロジ ムクロジ科 ムクロジ属 花期=初夏
name モクゲンジの漢名が入れ替わって使われたことに由来すると言われます。
life 実の皮は、サボニンを含んで水に浸すとあわ立ち、昔は石鹸の代用とされました。
黒くて硬い種子は、羽根つきの球に使われています。
animal
place
P6080883A2004-06-08

花 雌雄同株。6月、枝先に長さ20〜30cmの円錐花序(多くの花序のうち下枝は上の枝より長く花全体が円すい形)を出し黄緑色の小さな花を多数つけます。ひとつの花序に雄花と雌花が雑居し、オシベは雄花では長く、雌花では短くなります。

DSC_0020R2003-11-12-01 DSC_0144R2003-11-07

葉 互生。数少ない偶数羽状複葉(小葉が軸の両側に羽のようにつき、全体として1枚の葉を形成しているもので、頂きに小葉がないもの)の例です。小葉は4〜6対、左右は不ぞろいで少しずれて葉軸につきます。ふちは全縁(ギザギザがない)。秋に鮮やかに黄葉します。

DSC_0014A2003-12-22 DSC_0220A2003-12-16

実 核果(中にかたい核を持つ果実)。10〜11月に熟します。果皮は袋状で半透明なあめ色です。果実の中の種子は黒色で固く光沢はありません。

DSC_0038A2006-01-10

冬芽:鱗芽? 葉痕:長い三角形〜楕円形 維管束痕:3集団
冬芽は小さな半球形で副芽が上につきます。

(ムクロジ)

戻る