コクサギ ミカン科 コクサギ属 花期=春
name 小臭木で、全体に臭気があり、クマツヅラ科のクサギより小型であることによります。
life 昔は枝をそのまま水田に入れ肥料にしました。
animal オナガアゲハ、カラスアゲハなどの食草。
place

花 雌雄別株。4〜5月、前年枝の葉の付け根に黄緑色の小さな花をつけます。雄花は総状(柄のある花が多数、長い花軸に離れてつき、花軸の下の方から上に咲く)につきます(写真)。雌花は短い柄の上に1個づつつきます。

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葉 互生。2葉づつの特殊な互生(コクサギ型葉序と言います)ふちは全縁(ギザギザがない)または浅い歯があります。薄くてテラテラ光り、ちぎるとミカン科ならではの独特の匂いがあります。

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実 3〜4個の分果に分かれます。7〜10月に熟すと上部が裂けて種子を1個とばします。種子は長さ5mm位の球形、黒褐色。

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冬芽:鱗芽 葉痕:半円形〜ハート形 維管束痕:1個
芽鱗のふちには淡褐色で短い毛があります。

(コクサギ)

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