ホオノキ モクレン科 モクレン属 花期=春
name
life 材は軽くてやわらかく、木目が美しいので、書物の版木、家具、刀のさや、下駄の歯などに使われます。
animal
place 冬芽は毛がなく筆先のような形です。

花 5〜6月 香り高い日本では最大級の大きな白い花をつけます。オシベとメシベは多数らせん状に集まってつく。開花するとすぐにオシベはバラバラに落ちてしまいます。

葉 互生ですが、冬芽から出た春の葉は枝先に集まってつき、大きな風車のように見えます。このあと、夏から秋までの葉ははっきり互生します。20〜40cmと大型で長楕円形、全縁(葉の縁に鋸歯や切れ込みがない)で、縁が大きく波打ち、白っぽい葉裏をしています。黄葉は、早々と枯れ葉色になりますが、灰色に枯れた落ち葉も味わいがあります。

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実  沢山の袋果(たいか・メシベが1枚の葉でできている1心皮で、果皮が熟すと縦に割れる果実)が重なり合った長さ10〜15cmの長楕円形の果穂。9〜11月に赤く熟すと袋の口が次々に開き、ひとつの実から2個づつ真っ赤な種が白い糸のような柄がついて垂れ下がります。

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冬芽:鱗芽 葉痕:扁円形 維管束痕:多数
冬芽は、キャップのように皮質の芽鱗につつまれています。

(ホオノキ)

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