ハナミズキ | ミズキ科 ミズキ属 花期=春 |
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花 4〜5月、葉が出る前か葉と同時に開花します。白色・淡紅色または紅色。十字形の4枚の花弁は、実際は包(ほう。芽やつぼみをつつんでいる大型で扁平な葉)で、本物の花や花びらは中央に小さく集まっています。つぼみのとき4枚の総包片(包の1つ1つの葉のようなもの)は、ふろしき包みのように先端が互いに凹凸でくっつきあっていて、開くと先に窪みができます。
葉 対生。枝先に集まってつきます。ふちは全縁(ぜんえん。葉の縁に鋸歯や切れ込みがない)で少し波うちます。ミズキに似た平行な葉脈で、ちぎるとミズキと同様、維管束の繊維が伸びて糸をひきます。バラバラにならないようにうまくちぎると、葉っぱのマリオネット(操り人形)ができます。
実 核果(中にかたい核を持つ果実)。長さ1cmほどの楕円形で、9〜10月に紅色に熟しますが、おそろしく苦味があって食べられません。核も楕円形です。