ボダイジュ シナノキ科 花期=初夏
name
life 寺院によく植えられています。
animal
place 釈迦が悟りを開いたとされるのはクワ科のインドボダイジュで、本種とは違います。
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花 6月、葉のわきから10〜20個の淡い黄色の花が集まった集散花序(最初の花は軸の先端につき、その下から出る側枝に次の花をつける。これをくり返して次々に花がついていく)をつけます。花は良い香りがします。

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葉 互生。シナノキの仲間の葉っぱたちはなぜか左右不対象でボダイジュやヘラノキもゆがんでいます。花序の枝についている薄く細長い葉のようなものは、総包葉(芽やつぼみをつつんでいる扁平な葉のうち、比較的大型なもので茎軸の基部につくもの)です。葉裏の葉脈の基部には毛がありません(オオバボダイジュの葉裏にはある)

実 1房の花のうち実に育つのは2〜3個で、果実は球形で細かい毛があります。ヘラノキの仲間(ヘラノキ・シナノキ・ボダイジュ・オオバボダイジュ)の実や花は他の葉と形が変わったヘラ形をした小型の葉(総包葉)についています。この葉は果実とともに秋まで残り、褐色に乾いた総包葉を翼にしてクルクル回りながら落下します。

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冬芽:鱗芽 芽鱗:2枚 葉痕:半円形〜三角形 維管束痕:ほぼ3個
冬芽は、先が丸まく鉄兜型、写真では維管束痕が5個あり、眉毛の太い顔のようだ。

(ボダイジュ)

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