キアシナガバチ


(11月12日)
  朝8時半、エノキの幹に暖かな陽ざしが差し込むと、それまでジッとしていたアシナガバチの群れが動きはじめました。黒の地に黄色が美しいキアシナガバチの一団です。
  今ごろ樹上にいるからには、おそらくスズメバチに大切な巣を襲われ壊された同じ被害家族の構成員で、それも越冬前の女王蜂たちなのでしょう。
この群れと出会ったのは1ケ月前。徐々に樹洞などの越冬場所に移動していくらしく、見るたびに個体数が減っていきます。
触角や足をモゾモゾと動かしてウォーミングアップしている様子は「さあ、これから一仕事!」と言っているよう。
今日も数匹が安全な越冬場所を見つけて、来春に命をつないで行くことでしょう。


(10月13日) 


(10月10日)